すまいるデンタルクリニックでは常に迅速な設備導入に努めていますが、機器を導入して終わりではありません。今の設備状況で良いかを確認することを大事にしています。株式会社リミックスポイント様に空気中に浮遊する細菌数の調査を行って頂きました。
直近の結果では、院内5箇所で空気中に浮遊する細菌を捕集しました。
その結果、当院では平均66個/1m³を計測しました。
計測値には環境条件によって細菌数の基準が設けられています。
当院の調査結果は細菌数が大きく下回り、厳しい基準を大きくクリアしました。
=(院内設備の空気清浄能力が高い)
・学校 | : | 3000個/m³ |
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・一般的な事務所 | : | 500個/m³ |
・食品工場の清潔作業区域 | : | 100個/m³ |
このような食品工場の清潔作業区域の基準よりも下回る良好な結果が得られたのは当院が複合的な空気清浄対策を取っていることによるものと考えております。
このページでは具体的に当院がおこなっている対策を紹介させていただきます。
新型コロナウィルスにより、空気清浄の大切さが再認識されております。
実際、治療中に発生する目に見えない物質や来院者の外部から持ち込む様々な有害物質が院内には浮遊しています。
すまいるデンタルクリニックでは以前から空気清浄に留意して設備環境を整えてきましたが、患者様にさらに安心して来院して治療を受けていただけるよう、これまで以上の対策を行わせていただいております。
すまいるデンタルクリニックでは徹底した空気清浄を行うためにこれら4種類の空気清浄を取り入れています。
すまいるデンタルクリニックでは受付・診療室 全てを含めた病院内を1つの空間として空気清浄を行っています。
全ての感染経路予防対策を確実に行い、メーカーの設備基準を遵守し速やかに安全に設備導入しています。
設備は医院内に行き届くようそれぞれ設定させていただいております。
また、全ての設備を導入しても相互的に悪影響が及ばないことはメーカーに確認しております。
この中で特に気を付けなければならないのは「ケミカル式のオゾン」と「光触媒の紫外線」になります。
(当院でのケミカル式のオゾンによるオゾン対策はオゾンエアクリア、光触媒の紫外線による対策はメディカルライトエアー、エアロシールドです)
この2点に関しては設備をどんどん増やせば良いものではありません。濃度を安全な濃度で保たなければなりません。
そうした点も十分に留意しながら、すまいるデンタルクリニックでは主に次のような空気清浄対策を行っています。
患者様、医療従事者様が院内での時間を安心して過ごせる様に、メディカルライトエアーはウイルス除去に着目した浄化システムの搭載に成功しました。
外部研究機関試験による抗菌・抗ウイルスデータ
粒径2.5μm の捕集率は99.99%。
粒径0.1μm のさらに細かい粉塵を99.9%の捕集率で浄化し、キレイな空気を院内に送ります。
院内に感じる特有のニオイは患者様に不安と抵抗を与えます。
メディカルライトエアーは光触媒セラミックフィルターで消毒液やホルムアルデヒド等の医療機関特有のニオイを分解、除去します。
紫外線はもともと殺菌力が強いことは知られており病院でも滅菌が終わった器具の保管庫として使用されてきました。
ただ紫外線を浴び続けることは人体には有害な作用をひきおこすため空間に照射し続けることは不可能でした。
そんな中、当院で導入しているエアロシールドは地上より2.1メートル上に設置を行い紫外線の水平照射を実現し天井付近に紫外線ゾーンを形成します。
そのため、人の空間に影響を及ぼすことなく24時間使用できます。
当院で導入しているエアロシールド
私たちが普段吸っている空気には、非常に多くの菌・ウイルスが存在しています。
「エアロシールド」は第三者研究機関の実証試験により、「実空間における浮遊菌減少が89.6%」と結果を得ています。この試験は試験用ボックスではなく実際に人が生活する広さの空間で行なわれており、実用性も証明されています。また、医療機関をはじめ様々なお客様の施設においても実証試験を行い、同様の浮遊菌減少の結果が得られています。
【検査機関】株式会社ビー・エム・エル
【検査内容】エアロシールドUKP18浮遊細菌効果テスト
【検査報告書発行日】平成22年6月11日
* 報告書書類2頁:エアロシールドUKP18(BML総合研究所ビジターズルーム2)浮遊菌数検査結果 平成22年5月31日 の数値に基づく値/数値は1m³中に換算した浮遊菌数(cfu)
大分大学工学部応用化学科監修の元、調査・エアーサンプラーを導入施設で使用して、浮遊菌を捕集・培養した結果
1 導入医療施設の実空間における検査結果/平成23年4月20日実施
(左:4月20日18時05分・右:4月21日10時05分)
2 導入保育施設の実空間における検査結果/平成26年10月18日実施
(左:10月18日9時30分・右:10月20日9時)
エアロシールドは特殊なルーバー(仕切り板)構造による紫外線の水平照射を実現しており、天井付近に紫外線ゾーンを形成します。
人が生活する空間に影響を及ぼすことなく24時間使用できます。
また設置やメンテナンスの際にはJIS規格に基づいた適正な基準を設け、紫外線を測定し安全管理を徹底しています。
長時間空中に浮遊するウイルスは吸引空気清浄機能により、静電大容量HEPAフィルタ(クリーンルームで使用)に捕捉されます。捕捉されたウイルスは抗ウイルス剤とオゾンの不活化効果により除去します。
咳やくしゃみにより付着したウイルス(机・電話・ボールペン・ドアノブ等)は感染源となります。
オゾンくん蒸機能により、付着したウイルスにオゾンが直接アタックし不活化します。
マスクの着用やアルコール消毒をご協力いただいている患者さま。
私を信じコロナ禍の中、何一つ不満も言わずに支えてくれるスタッフ、業者さま。
「いつもありがとうございます」まずは心より感謝をお伝えしたいです。
私はマスクやアルコール消毒程度での感染対策は企業としての立場からすれば対策不足だと考えています。
もちろん、各社その費用だけでも経営的に大変なことも理解しています。
しかしながら「患者さま スタッフを守りたい」それは気持ちや言葉だけでは何一つ効果はありません。
経営者が「患者さま、スタッフ」を感染から守るために行わなければいけないこと。
それは、徹底的にコストをかけて医療用感染対策機器を導入することだけです。
どんなに空気をきれいにしていても汚れた空気がきれいになるまで時間はかかります。
人の出入りがある以上絶対なものはないこともわかっています。
ただ、すまいるデンタルクリニックを信用してきていただいている大切な患者様の院内感染のリスクを低減するため徹底的に行っていきたいと考えております。
何か起こったときに後悔したくないのです。もしかしたらこうしておけば良かったのか?なんて考えたくありません。
現在万全の体制を整えておりますが、もちろんこれで対策が終わりではないと思います。
技術が革新し、もしかしたらこれが始まりなのかもしれません。
診療を続けさせていただくかぎりより新しい設備が開発された時は妥協なく導入してまいります。
すまいるデンタルクリニック 院長 岡 歳浩