いつどこで、突然の病気や事故におそわれるかわかりません。
その病気や事故が当院で起きてしまった場合に備え、専門的な知識が無い一般の方でもその場で倒れた人を救えるように当院はAEDを設置しています。
AEDは、自動体外式除細動器の略称です。
救急現場で一般の人でも、簡単に安心して除細動を行なうことができるように設計された機器です。
AEDは、コンピュータによって、傷病者の心臓のリズムを自動的に調べて、必要に応じて電気的なショック（除細動）を与え、心臓の働きを戻すことを試みる機器です。
また、どういう操作をすべきかを音声メッセージで指示してくれます。
日本では、救急車の到着まで平均約7分。その間にも倒れた人の助かる確率はどんどん低くなっていってしまいます。
AEDを使えば必ず倒れた人が助かるというものではありませんが、一刻も早くAEDを使用する事で助かる確率は高くなります。
1.現場に居合わせた人による、迅速な１１９番通報と、応急手当
2.救急隊員による高度な応急手当と医療機関への搬送
3.医療機関での適切な医療処置
これらが上手く連動しないといけません。
AEDは一般の人でも使えるように作られています。指示に従えば、使用する方が失敗するという事は考えられません。
また、AEDの使用について一般の人の責任を問わないと法律でも定められています。
次の４つの条件をみたす場合、医師法違反とならないとの方針が明らかにされています。
1.医師等による速やかな対応を得ることが困難であること
2.使用者が、対象者の意識、呼吸がないことを確認していること
3.使用者が、AEDの使用に必要な講習を受けていること
4.使用されるAEDが、医療器具として薬事法上の承認を受けていること
