2012/08/11
過剰歯について
「乳歯が抜けたのになかなか出てこない??」
「反対側の歯が生えているのに生えてこない??」
「年齢的に出てくるのがおそすぎる??」
などのお悩みを持っている親御さんは多く 意外と思い過ごしの場合が多いのですが積極的に処置をしたほうがよいケースに過剰歯があります
今回はこの過剰歯についてご説明します
過剰歯とは、永久歯が決まっている数以上に存在する歯のことです。
最も多いのは、上あごの前歯の位置にできる正中過剰歯です
大きさ(多くの場合他の歯より明らかに小さい)や形態等から見た目で過剰歯とわかるものが一般的ですが稀に普通の歯とほぼ同じ大きさや形態を持ちどれが過剰歯かわからないこともあります
曲がって萌出したり他の歯を圧迫するなどして歯並びを悪くする原因となることが多くこの場合には抜歯の対象となります
口腔内に萌出せずに歯肉や顎骨内にとどまることもあり たとえ萌出しなくても既存の歯の根に影響を与えることもありこのような場合は抜歯が必要になります
ただし骨内に留まっている場合抜歯は難しいものになる傾向にあります
永久歯が片側だけ出てこないのが心配という事で来院されました
レントゲンで確認させていただきました
そうするとレントゲンの中央部に反対に向いている過剰歯があり永久歯が出てくるのを邪魔していました
反対に向いていて 深い場所に位置していたので大変でしたがきれいに抜歯できました
外科処置ですから親御さんも大事なお子様で心配されたと思います
そしてこれが抜けた歯です
非常に大きい歯でした
頑張っていただいた患者様おつかれさまでした
これで一安心です