2012/10/19
3DS法のその後!!
以前ブログでご紹介した3DS法のその後をご報告いたします
3DS法を終えたのちもう一度細菌検査を同条件で行いました
結果
<治療前>
<治療後>
結果自体は虫歯菌数は注意→少し注意に変わりました
細菌数をみていただくと虫歯菌が11700→3300に激減しています
ただし総菌数は9700000→9500000とあまり変化ありません
口腔常在菌の菌の分布が変化したということです
いかがでしょうか? 非常にすばらしい結果です
患者様も喜んでいらっしゃいましたが(安心)にまで結果をのこしたいということでしたのでもう一度3DSをもう1週間続けることになりました
引き続きレポートします
3DS法詳しくはこちらから
2012/10/12
病気ではないですけれど気になる骨隆起って??
骨隆起のお話を今回させていただきたいと思います
骨隆起とは 骨が部分的に作られたもので触るとこぶのように固く 骨ばっています
噛む力が強い方 ご高齢の方 ブリッジや入れ歯を入れている方が特に気にされる方が多いです
どんなものかというと
上の写真のように 上あごでは中央にふくらみができます
下あごは内側の小臼歯(前から4 5番目の歯)の付近によくできます
かみしめる力により歯や歯ぐきにかかる負担が強いと 生体の防御反応として歯を支えている歯を厚くして噛む力に対抗しようとします
その結果 骨にこぶの様なふくらみができてしまします
ブリッジや入れ歯でなくなった歯の負担をしている歯の付近によくできます
悪性のものではないので 特にお痛みなどがなければそのままでも問題ありません
ただし入れ歯を作る際に邪魔になる場合や あまりに大きくなり舌が収まらない 発音時や食事に支障をきたす という場合は除去することもあります
歯ぎしり 食いしばりが原因の場合 マウスピースを作って歯や骨にかかる負担を少なくしてあげる予防法もあります
2012/10/03
宝田 恭子先生の講習会に行って参りました
先日お休みをいただいて今一番TV番組で見かける歯科医の宝田 恭子先生の勉強会に行きました
今回は歯科視点の美容について勉強してきました
豊麗線のできる仕組み 首のしわ対策 小顔作りなど大変楽しい勉強会でした
また後日ご報告いたします
2012/09/25
歯のリサイクル
矯正などできれいに抜歯できたおやしらずや小臼歯(前から数えて4番目5番目にあたる歯)を冷凍保存で将来活用できるように保管するシステムがあります {保険適用外}
どんな活用の仕方があるのかというと
活用法1 移植
将来別の歯が虫歯になったら 抜歯したところに保存しておいたご自分の歯を移
植できます
(歯周病で抜けた歯は保存しても移植できません)
活用法2 再生医療
歯の幹細胞を活用して病気を治療できる可能性があります
活用法3 DNA鑑定
万一のときに ご本人さまであることの鑑定や親子鑑定にご利用できます
抜歯した歯は 完全密封型のプラスチック容器に封入
その後 マイナス196℃の液体窒素の中で半永久的に冷凍保存されます
2012/09/16
虫歯なりやすい ≠ 歯周病なりやすい
歯周病と虫歯は感染症といわれています
そしてそれぞれ原因菌が違います
「虫歯になりやすいと歯周病になりやすいのですか?」とご質問を受けることが多いです
お答えは いいえ です
その証拠をお見せしたいと思います
先日歯科ドックで検査を受けた方の結果です(匿名でデータの公表のご了承をいただいております)
プラークコントロールは平均的で汚れが多いわけでもありません
唾液から虫歯菌歯周病菌の数を割り出します
特徴的なのが同じ検体から抽出しているのにもかかわらず歯周病菌比率は非常に良い結果が出ているのにもかかわらず虫歯菌比率は非常に危険という結果がでました
この方は虫歯になりやすいことを説明し 「虫歯用3DS法」 を処置させていただくことになりました
また処置後検査を行います
結果報告を後日させていただきます
ブログのご協力いただく患者様 感謝とお礼を申し上げます